シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)について

2021年9月20日未分類

シンスプリントとは?

シンスプリントとはスネの骨(脛骨)周りの骨膜(骨の膜)が筋肉に引っ張られ炎症を起こすスポーツ障害で、走ったり・ジャンプ動作の多い競技の選手に好発します。

臨床上すねが痛いまま運動を続けることで悪化してしまし、疲労骨折を起こし重症化しスポーツ復帰までに2〜3ヶ月を要する場合もありますので早期に対処することが大切です。

シンスプリントの原因

ランニングやジャンプ動作を反復繰り返し行うことでスネの骨の内側の骨の膜(骨膜)に負担がかかり炎症を起こし痛みを起こします。

症状について

初期:運動開始時に痛い その後痛みをあまり感じない
中期:運動開始時痛く 運動中痛みを感じなくなり 運動後痛い
末期:運動時に常に痛い(※要注意)

シンスプリントになりやすい要素

1 、使いすぎ(overuse)
2 、扁平足
3 、筋肉・関節の柔軟性の低下
4 、関節の過剰な柔軟性
5 、浮き指
6 、過回内足
7 、O脚
8 、反り腰
9 、自分に合わない靴を履いている

などが挙げられます。

シンスプリントのタイプ

疾走型(しっそうがた)

ランニングやダッシュを繰り返し行い疲労が蓄積し
骨膜に炎症を起こし走ると痛みます。

・スネの骨上1/3とスネの骨下1/3部分に好発します

画像のの部分に痛みと炎症がおきます。

シンスプリント タイプ  疾走型

跳躍型(ちょうやくがた)

ジャンプ動作を繰り返し疲労が蓄積し骨膜に炎症を起こし
ジャンプをすると痛みます。

・スネの骨中央部1/3に発生し、バスケットボールや
バレーボールなどの跳躍動作の多い競技の選手に多く発生するため、跳躍型と呼ばれます。

重症化した場合は難治性に移行して疲労骨折になる場合があります。

画像のの部分に痛みと炎症がおきます。

シンスプリント タイプ  跳躍型

予防法について

1、運動後のストレッチを行う
2、日々 足首・足指・股関節のストレッチを行う
3、自分に合った靴を選ぶ
4、インソールを使用する
5、運動制限

治療法について

骨盤矯正

全身の筋肉・骨格の柔軟性をを出すために、全身骨格矯正を行います。

骨格矯正 トムソンベッド

 

ストレッチ

筋肉・関節の柔軟性を出していきます。

腓腹筋ストレッチ

1 ふくらはぎの表面の筋肉のストレッチ (腓腹筋)

ヒラメ筋ストレッチ
2ふくらはぎの深部のストレッチ(ヒラメ筋)

 

超音波治療器

患部の炎症を緩和・周辺筋肉の柔軟性向上のために超音波を行います。

超音波治療器

 

電気治療

患部の疼痛緩和・治癒促進の為に電気治療を行います。

電気治療器